庭木・立木の伐採・抜根費用相場【2026年版】解体前の庭木処分・大木の抜根費を施工管理8年が解説
庭木・立木の伐採と抜根の費用を2026年の目安で解説。木の高さ・幹の太さ別の伐採費、根を抜く抜根費、伐採枝や根の処分費、家の解体に合わせて頼むときの注意点まで施工管理8年・二級建築士がまとめます。
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庭木・立木の伐採と抜根(ばっこん:根を掘り起こして抜くこと)の費用は、結論から言うと低木の伐採で1本あたり数千円〜、中〜高木で1本1万〜数万円、根まで抜く抜根は伐採費に同程度〜数万円が上乗せされるのが2026年時点の一般的な目安です。家の解体に合わせて庭木を片付ける場合は、解体の付帯工事として一緒に見積もってもらうのが効率的です。
私は二級建築士として、また建設業界で8年ほど現場の施工管理と見積書の調整に関わってきましたが、庭木の処分で施主が見落としがちなのが、「切る費用」よりも「運び出して処分する費用」と「根を抜く費用」のほうが高くつくという点です。とくに大木の抜根は、地中に張った根を重機で掘り起こす作業になり、手間も処分量も一気に増えます。本記事では、伐採・抜根の費用感と、損しないための頼み方を整理します。
📌 結論(先に書きます)
- 伐採費の目安:低木 数千円〜/中木 1万円前後/高木 数万円(高さ・幹の太さで変動)
- 抜根は伐採とは別費用。根を掘り起こす分、伐採費と同程度〜数万円が上乗せされる
- 「切るだけ」と「根まで抜く」では費用が大きく違う。目的に合わせて選ぶ
- 伐採した枝・幹・根は処分費がかかる。量が多いほど総額が上がる
- 重機が入れない狭い庭では人力作業になり割高
- 家の解体に合わせるなら、付帯工事として一緒に見積もってもらうのが効率的
- 本数・サイズで差が大きいので、現地を見てもらって相見積もりを取る
庭木・立木の伐採・抜根費用の相場と内訳
結論:費用は「切る」「抜く」「運ぶ」の合計
庭木の処分費は、(1) 木を切り倒す「伐採費」、(2) 根を掘り起こす「抜根費」、(3) 切った枝・幹・根を運び出して処分する「処分費」、の合計で考えます。木のサイズが大きいほどどの工程も手間が増えます。下表は2026年時点で私が見積書を確認するときの目安です。木の種類・本数・庭の条件で変わるため「目安」として捉えてください。
| 項目 | 費用の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 低木(高さ3m未満)の伐採 | 1本 数千円〜 | 庭の植え込み・生垣など |
| 中木(高さ3〜5m)の伐採 | 1本 1万円前後 | 一般的な庭木 |
| 高木(高さ5m以上)の伐採 | 1本 数万円〜 | 大木。高所作業・搬出が大変 |
| 抜根(根を掘り起こす) | 伐採費と同程度〜数万円 | 幹の太さ・根の張りで変動 |
| 枝・幹・根の処分費 | 量に応じて発生 | 重く、かさばるほど割高 |
| 重機回送・運搬 | 数万円〜 | 重機が必要な大木の場合 |
たとえば、庭にある高さ6mほどの大木を伐採して根まで抜く場合、伐採で数万円、抜根でさらに数万円、これに処分費が加わって1本で10万円前後になることもあります。逆に、低い生垣や植え込みをまとめて刈り取るだけなら数万円で収まることもあります。この差は「サイズ」と「根まで抜くかどうか」で決まります。庭木を含む外構全体の撤去を考えている場合は庭・外構だけの解体・撤去費用相場もあわせて確認してください。
伐採と抜根の違いを押さえる
「伐採」は地上部の木を切り倒すこと、「抜根」は地中の根を掘り起こして取り除くことです。費用が大きく違うのはこの2つが別作業だからです。木を切るだけなら比較的安く済みますが、根を残すと後で芽が出てきたり、土地を更地にして駐車場や新築に使うときに地中の根が邪魔になったりします。
- 伐採だけでよいケース:庭を整理したいだけ・木をなくしたいだけ
- 抜根まで必要なケース:更地にして駐車場や新築に使う・切り株を残したくない
家を解体して土地を売却・活用する場合は、地中に根が残っていると後のトラブルになりやすいため、抜根まで含めて検討するのが安全です。解体後の土地活用の考え方は解体後の更地の活用方法で整理しています。
庭木の伐採・抜根が「思ったより高い」理由
処分費が総額を押し上げる
伐採した枝・幹・根は、量が多く重いため処分費がそのまま総額に乗ってきます。とくに大木は幹が太く、根も大きいため、処分するボリュームが大きくなります。木の処分は産業廃棄物として適正に処理する必要があり、不法投棄は厳禁です。処分が適正に行われたかの確認方法は解体の産業廃棄物とマニフェストを参考にしてください。「切る費用」だけを見て安いと思っても、処分費を含めると総額が跳ね上がることがあるので注意が必要です。
重機が入れない庭は人力作業で割高
大木の抜根は本来、重機で根を掘り起こすのが効率的です。しかし、住宅の庭は重機が入れない・隣地に近くて作業スペースがない、というケースが多く、その場合は人力で掘ることになり人件費がかさみます。狭い現場で費用が上がる仕組みは重機が入らない狭小地の解体費用でも解説しています。庭の広さ・重機の入りやすさは、現地を見てもらわないと正確な費用が出せない要素です。
自分でできる範囲とプロに任せる範囲
費用を抑えたいなら、自分でできる範囲を切り分けるのも有効です。
- 自分でやりやすい:低い植え込みの刈り込み、小枝の剪定、軽い庭の整理
- プロに任せるべき:高木の伐採(高所作業で危険)、大木の抜根(重量物・重機作業)
高木の伐採は転落や倒木方向のコントロールなど危険を伴うため、無理に自分でやらず専門業者に任せるのが安全です。ケガや近隣の建物・車への損害のほうが高くつきます。残置物の自己処分で総額を抑える考え方は解体前の残置物の処分費用は?も参考になります。
家の解体に合わせて庭木を処分するときの注意点
付帯工事として一緒に見積もってもらう
家を解体する場合、庭木の伐採・抜根は「付帯工事」として本体工事費とは別に計上されるのが一般的です。家の解体と庭木処分を別々の業者に頼むより、解体業者に一括で頼んだほうが重機の段取りがまとまって効率的なことが多いです。付帯工事の考え方は解体の付帯工事費用(整地・庭木・ブロック塀)で詳しく扱っています。
見積書では「一式」を避け項目で確認する
庭木処分の費用は、見積書で「庭木撤去一式」とまとめられがちです。これだと何本をどう処理するのか分からず、比較もできません。「伐採◯本」「抜根◯本」「処分費」と項目で分かれているかを確認してください。見積書の項目別の読み方は解体見積書の見方で項目別に解剖しています。後から「庭木は別料金でした」と追加請求される火種を防ぐため、伝え漏れがないようにしましょう。後出し請求を防ぐ準備は解体工事の追加費用に注意でまとめています。
隣地に越境した枝・根に注意
庭木が成長して隣地に枝や根が越境していることがあります。伐採・抜根の際に隣地との関係でトラブルになることもあるため、境界付近の大木は事前に隣地と話しておくと安心です。境界をめぐる考え方は解体時の境界・越境トラブルで整理しています。
庭木の伐採・抜根費用に関するよくある質問(FAQ)
Q. 庭木を切るだけと、根まで抜くのとで費用はどれくらい違いますか? A. 抜根は伐採とは別作業で、根を掘り起こす手間がかかるため、伐採費と同程度〜数万円が上乗せされるのが一般的です。更地にする予定がなく木をなくしたいだけなら伐採だけ、駐車場や新築に使うなら抜根まで、と目的で選ぶのがおすすめです。
Q. 大木1本の伐採・抜根はいくらくらいですか? A. 高さや幹の太さによりますが、高木の伐採で数万円、抜根でさらに数万円、処分費を含めて1本10万円前後になることもあります。重機が入れない庭では人力作業になりさらに割高です。正確な費用は現地で木のサイズと庭の条件を見てもらわないと出せません。
Q. 切った木や根は自分で処分できますか? A. 少量の小枝なら自治体のルールで処分できる場合もありますが、大木の幹・根は量が多く、産業廃棄物として適正に処理する必要があります。家の解体に合わせるなら、業者にまとめて処分してもらうのが現実的です。
Q. 家の解体と庭木処分は別の業者に頼んだほうが安いですか? A. ケースによりますが、解体業者に一括で頼むほうが重機の段取りがまとまり、結果的に効率的なことが多いです。別々に頼むと重機回送費が二重にかかることもあります。まずは解体の付帯工事として見積もってもらい、必要に応じて比較してください。
Q. 庭木処分でも相見積もりは必要ですか? A. はい。庭木の本数・サイズの数え方や処分費の単価は業者で差が出やすく、「一式」で曖昧にされると比較できません。伐採本数・抜根の有無・処分費の前提を全社で揃えて見積もりを取りましょう。取り方は解体工事の相見積もりの取り方と安くするコツで解説しています。
まとめ
庭木・立木の伐採・抜根費用は、低木の伐採で1本数千円〜、中〜高木で1本1万〜数万円、根まで抜く抜根は伐採費に同程度〜数万円が上乗せされるのが2026年の目安です。費用を決めるのは「切る手間」より「運び出して処分する費用」と「根を抜く手間」であり、木が大きいほど、また重機が入れない庭ほど総額が上がります。家の解体に合わせる場合は付帯工事として一緒に見積もってもらい、「伐採◯本・抜根◯本・処分費」と項目で確認するのが損しないコツです。本記事の数値はすべて目安であり、正確な金額は現地調査を経た見積書でご確認ください。
本数・サイズで金額が大きく動くからこそ、概算をつかんだら必ず複数社で相見積もりを取り、伐採・抜根・処分の前提を揃えて内訳を比較してください。
1社だけだとその金額が高いのか安いのか判断できません。一括見積もりサービスを使えば、現場条件を一度入力するだけで複数業者の概算を取り寄せられるため、相場観をつかむ初動として効率的です。
解体一括見積もりサービス
で複数社の概算を比較し、本記事の目安と照らし合わせてみてください。なお、サービスの利用は無料のものが一般的ですが、申し込み前に費用条件はご自身で確認してください。
業者選びの基準は解体業者の選び方チェックリストで、見積書の項目別の読み方は解体見積書の見方で詳しく解説しています。庭石・フェンスなど庭木以外の外構撤去は庭・外構だけの解体・撤去費用相場、整地やブロック塀を含む付帯工事は解体の付帯工事費用(整地・庭木・ブロック塀)もあわせて読むと、屋外まわりの撤去費の全体像がつかめます。
解体の見積もり、相場と比べていますか?
同じ解体工事でも業者によって数十万円変わります。相見積もりで複数社を比べるのが、損をしない一番の近道です。
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